プエルトリコの次はバージン諸島か? ~不良債権の行方は~

 

 

夏も本番を迎える頃ですが、常夏の島々は金融危機の最中のようです。

ニューヨークタイムズの記事を参考しています。

 

 

 

 

 

 

 

シャーロット・アマリーはアメリカ合衆国のバージン諸島に位置し、ターコイズブルーの海と粉のような砂浜で知られている。観光客はこの小さな島に絶えず押し寄せてくる。

 

ここに不吉なムードが漂っている。人口約10万人に対して65億ドルの負債を抱えている。次のような要素が合わさり、政府は債務を果たすことが難しくなった。これには不適当な歳入金、脆弱な年金体制、大企業の経営者の流出や市場からの入金が減るといったもの挙げられる。1月には借入が不可能となり、政府の運営資金もほとんど底をついた。

この急な財政危機はプエルトリコを屈従させた財政困難はすぐに広がるということを警告する形となった。

アメリカ領サモア、グアム、北マリアナ諸島といった遠く離れた領土は影響を受けやすく脆い。

 

数十年に渡ってカリブや太平洋の諸島 は重要な役割を担ってきた。戦時にはアメリカの秘密情報収集場所、爆撃実践練習範囲、宇宙飛行士の再突入場所でもあった。

こういった軍の存在がこの小さな経済を浮かび上がらせ、連邦政府の税の助成金が公債の発行を比較的容易くしていた。長い間彼らは数十億ドルを集め、道を作り、学校を経営し、飲み水を整備し、病院に資金を供給した。

 

負債のジレンマはバージン諸島を最も鋭く襲う。2012年の大きな精錬所の閉鎖以降政府は対応を迫られている。最も大きな島3つから納税者であった働き手が流出してしまったのだ。昨年7月、プエルトリコの債権の殆どが負債になる頃、この問題は雪だるま式に膨れ上がった。8月にはフィッチがバージン諸島の負債を「ジャンク」に格下げ12月にはスタンダード・アンド・ポアーズが「スーパーダウングレード」に格下げした。

 

これにより投資家は敬遠し、1月の公債発行は中止された。

 

 

監査が負債と返済能力の再査定を準州で行う。最も不安な点は他の多額な負債が隠れていないかということだ。GAOの広報フラー・グリフィス氏は年末には報告がでるとし「連邦政府は準州の将来的な負債を回避する選択肢を得る。」と述べている。

 

「ワシントンは州との適切な関係も築けていない、準州とはなおさらできていない。」とマット・ファビアン氏も述べる。

 

 

財政委員のコリンズ氏は施錠のかかった合意は破綻への過程でとても困難な論争の一つであるとし、同じことがバージン諸島にも起こるだろうとしている。

また「プエルトリコからの影響を受けていることは分かっている。」とコレンズ氏は語る。

 

 

 

 

 参考

After Puerto Rico’s Debt Crisis, Worries Shift to Virgin Islands - The New York Times